Japanische Klassiker mit Furigana
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「モダンさるかにがっせん」
「モダン猿蟹合戦」
宮本 百合子
Lesen Sie 「モダン猿蟹合戦」 (「モダンさるかにがっせん」) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.414 Zeichen · 15 Bildschirme
満蒙を殖民地としたって、この世にブルジョア・地主がある間、われわれの解放は決してない。搾取者がある間、搾取される者の苦しみは消えない。不景気の根が絶えるとでも思ったら大間違いです。世界の不景気は、世界のブルジョア・地主自身がこしらえているものなのです。支那のわれわれと同じに搾られている大衆の知ったことか!
機械は働くもののためにまわり、田畑は耕すものの幸福のために実る社会、ソヴェト同盟のようになってこそ、初めて首キリもなく失業もない世の中になるのです。
働く者は、働く者の国ソヴェト同盟と支那ソヴェト地方の味方なのは当然です。ブルジョア地主がソヴェト同盟をつぶし、支那のソヴェト地方をやっつけ、つまりわれわれが当然の権利として解放されようとするのをやっつけようとする時、われわれは勇ましく〔十字伏字〕。
まして、働く婦人はそうです。
さて、満蒙事件についてはこの話のとおりですが、白木屋を出て、何とも云えない心持になった。
僅か十一二歳のお下髪に洋装の小学生が二人店の外に立っていて通る女をよびとめ、白木綿に赤い糸で一針ずつ縫って貰っている。俗に云う千人縫いです。