Japanische Klassiker mit Furigana
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モンアサクサ
モンアサクサ
Lesen Sie モンアサクサ von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.629 Zeichen · 10 Bildschirme
私は戦争中から、浅草で酔っ払うと、こう言いつづけてきたのである。
まったく、歯がゆくなるのである。私のお酒につきあってくれる彼女たちは、なんと可愛いゝ彼女たちであろうか。妖婦じみた色っぽいのや、年増の色気や、清楚な色け、みんな色気でいっぱいなのだ。そのくせ、舞台へあがると、死んだ女になってしまう。たゞ女の形をした死んだ演技があるだけである。
むかし、高清子という人があった。この人には、変テコな色気があった。色々な女の、色々の色気がなければならぬ。
ロッパ一座の成功の陰には、三益愛子と能勢妙子の相反する二つの色ッポサが与って力があったと私は思う。
タロちゃんの言う通り、ヘソだしレビュウなどゝは情ない。色気自身を芸でだして行かねばならぬ。女であるということを忘れて、女として舞台に誕生することを第一の心構えとしなければならぬ。
女としては、浅草の女優さん踊子さんは、ダンサアや女給方よりも、数等色ッポイのである。楽屋や、酒席にいる時は、そうだ。だから私が、浅草でお酒を飲むのが好きだという次第でもある。
やっぱり、芸の身の入れ方が足りなかったのだろうと思う。