Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

なのかななよ

七日七夜

山本 周五郎

Lesen Sie 七日七夜 (なのかななよ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 17.818 Zeichen · 36 Bildschirme

Aozora Bunko

とかいう、妙な助動詞のついた言葉で、彼に凭れかかったり手を握ったり、それとなく膝を抓ったりしながら、頻りになにか話しかけた。要約すると、貴方のような好いたらしい男に逢えて非常に嬉しい、自分はどうやら迷わされるらしい、貴方に逢わないほうがよかったと思うようになる心配がある、今夜のような気持になったことは初めてで、ことによるとこむらがえりを起すかもしれない。だいたいそんなような意味であった。

最後のところで昌平は吃驚した。

「こむらがえりが起るって、その、そんなに気分でも悪いのか」

「まあ大きな声で、気障ざますよう」

女はこう云ってまた膝を抓った。そして、自分は本当に好きな人とそうすると、しまいにこむらがえりを起す癖があるのだと説明した。よくはわからないが、それはたいそう濃情だということでもあるらしかった。

昌平は感動させられた。女性の身としてそこまでうちあけて語るということは、なみたいていな情緒ではない。けいせいのまこと、などというくらいのものではないと思った。

騒ぎは盛大なものだった。誰も彼もが愉快そうに飲んだり食ったりし、代る代る唄ったり踊ったり、そしてまた飲んだり食ったりした。