Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
え? それに、なんだっつうじゃないかね、ロシヤでは、百姓だとか職工なんぞが大事にされて、つまり百姓なんぞの味方と云うか、そうた国がらだつうじゃないか。それがお前、こっちの百姓の子をだな、こんなえれえ目に逢わして筋が立つかなし?
吏三 おい川本さん、そんな大声出して、お前さんまでそんな――此処はソビエット大使館じゃねえだから。
農夫 だってよ、腹が立つからよ! なんてえ話のわからねえ連中だあ!
そめ (ハラハラして)いえ、あの、いいえ、そんな腹が立つなんて――腹なんぞ、まるでへえ、そんな――今まで末吉が生きていただけでも、なんとお礼を申してよいかわかりませんですから、そんな――どうぞまあ、ですから、この上のお願いに、どうか一日も早くお返し下さりまして――
農夫 見ろま、この人の姿を――ロシヤ人だって人間ずら!
吏員 困るよう、お前まで、そんな怒鳴り出しちゃ――お前はカリンサンの事で来たんじゃねえかい、そんな――
農夫 そうともよ! カリンサンにしても、この婆さまにしても同じこんだ。どうしてこねえに話のわからねえ奴ばっかり居るだい世の中には!(ドシンと受付台を叩く)