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Japanische Klassiker mit Furigana

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あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme

Aozora Bunko

女教師 そう。あの今晩ね、いつか言ってた文化会の相談を光村先生のおうちでやるから、あなたも出てくれない? 女子青年会の方からも、新田のお藤さんや米子さんなぞも出るの。

青年 そうでやすか。出たいけんど、なんせ、晩めし食うと、くたびれてんで、じき眠くなっちゃって――

女教師 あらあ、あんたみたいな若い人が、そんな――それにね、光村先生がこないだ東京へ行って来て、農村演劇の話聞いて来たり、本も一杯買って来てござるから、面白い話が出るだろうと思うの。文化会で劇をしようと言ってた、あの話に就いて、よ。

青年 そうでやすか、そいじゃ出席します。

女教師 是非ね、じゃ、後で又。(コトコトと靴の音が去りかける。その音に鈴の音が混って来る)

青年 ああ、鷲山の婆さま、今日も行ったな。

女教師 (横道の離れた所から)え、なあに?

青年 いいえ、なんでもねえです。

女教師 そう? じゃ、バイバイ。(靴音消える)

鈴の音と下駄の音近づく。

青年 お晩でやす、婆さま。――(返事なし)役場の帰りだかい?(返事無し)……くたびれただなあ。もう、よしゃ、いいに。……どうしただよ、婆さま?

そめ (消え入るように弱り果てた声)お晩でやす。