Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
浮山 気を附けるんだよ。……(一同をなんとなく見渡して、立ちあがる)やれやれ。
房代 どう言うんでしょう、ホントに。(須永の残して行った紙幣の山と、その上にのっている指輪を見て)これ、どうするの?
浮山 さあ、やっぱり、そりゃ須永君のもんだろう。
房代 そうね。……(柳子の方を流し目で見ると、柳子はまだボーッとして、立つのを忘れているので、その紙幣たばと指輪を持ちあげて、わきの丸テーブルの上にのせる)
舟木 (織子に)さ、帰ろう。もう遅い。
私 舟木さん、ちょっと。……(舟木の後に従って一緒に行きそうにするが、又立ち停って)あのう――
舟木 なに?
私 そうさな、ここでいいか。……あのねえ、ちょっと変な、この――
若宮 ど、どうもなんだ、全体こんな、いえ――(たたんで、ふところに入れてあった夕刊を出して、舟木に渡す)これ、これです。
舟木 なんです? ……いや、こりゃ僕も先刻読みましたよ。
房代 (夕刊をのぞき込む)なんなの?
若宮 さっき、ちょっとお前にも言ってたろう、アプレゲールのさ。(舟木に)もう一度よく読んで下さいよ。
舟木 だから、これはその三人殺しの――
省三 それが、須永君らしいと言うんですよ。