Japanische Klassiker mit Furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 334.472 Zeichen · 667 Bildschirme
と下に消える)
舟木 どうしたんだ?
省三 警察に電話でもするんじゃないか?
浮山 そりゃ、まずい。……(小走りに若宮の後を追って私の室の方へ消える)
須永 ……(その間に房代を見ている。と言うよりも、房代の方がルージュの濃い口を開け放って、顔色を蒼白にし、眼をすえた、ほとんど発狂せんばかりの恐怖の表情で、及び腰になって後すざりしながら自分を見ているので、その姿に逆にびっくりして見ていると言うのが当っている)……あの、どう……どうしたんです?
房代 …………(両腕を突き出して須永が近寄って来るのを防ぐようにしながら、ジリジリと後しざる)
織子 あ、危ないっ!
(叫び声と同時に、奥の床板に開いている焼夷弾の穴に、房代の身体がスポッと落ちこみ、ガラガラと音がして、二階の真下の部屋からアッ! という房代の悲鳴がひびいて来る)
須永 ああ! (その穴のそばへ行って下を覗く)
省三 おっ! (これも穴へ駆け寄る)房代さんっ! 房代さんっ! 房代さんっ! (これは下を覗くひまも無く、いきなりその穴から下へパッと飛びおりて消える。ガタガタ、ベリッ、ドサンという音)
舟木 馬鹿! ここから飛ぶ奴があるか! ケガしやしないか? 織子、二階だ! (身をひるがえして、私の室へ消える。