Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme
浦上 それなんだ。あの人が、もっと大きな作家になれないのも、その性質のためです。もっと人の言う事を聞いて呉れりゃ、いいんだが。一徹と言うよりも、なんか変質的にイコジだから。
轟 近頃、イライラしてるからですよ。人は無類に善良な人ですよ。ハハハ、あんな、良い人は居ませんよ。良い人です。ハハハ。私の「水の上」が、もし、そんな事になれば、キットよろこんで呉れます。
浦上 そりゃ、よろこんで呉れるのが当然ですからね。先輩として……。
(言っている所へ、奥から足音が此方へやって来る。轟と浦上はポツリと話を止めてしまう。……三好入って来る)
三好 ……どうも失敬。
轟 どうしました?
三好 ううん、何でも無いんだ。待っている人が、居眠りをしていて、チョット……。
浦上 そいじゃ、お客さんもお有りのようだし、今日は、これで――。(腰を上げて縁側へ)
三好 そう?……すると、じゃ、まあ僕の物は引込めるとして、拝借してある金は、どうしたもんですかね?……今返すと言っても、僕の手元には、まるで無いし――。
浦上 いいえ、その事は、いずれ又、何か新らしく書いていただく時にでも清算していただきますから、気になさらないで――。