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Japanische Klassiker mit Furigana

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おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme

Aozora Bunko

でも、とにかく、五年前に先生のお借りになった金は千円とチョットですよ。忘れもしません。病院の方の、僅かばかりの建て増しの金なんですから、なんしろ、高利の金と言うのは怖いもんですよ。三好さんなども、お気を附けなさいましよ。

三好 ハハ、なに、貸して呉れる先さえあれば、高利もヘッタクレも構やあしない、のどから手が出る位に欲しいけど、先様で相手にしません。でも、物は試しだ、韮山に申し込んで見るかな。

お袖 とんだ事をおっしゃる。淀橋の韮山正直と言やあ、あの島では名代だそうですからねえ。彼奴にかかられて生血をしゃぶり尽された者が、どれ程居るか知れないんですよ。

三好 生血か。……血ぐらいなら、僕にもまだ、いくらか有る。

お袖 それに、憎らしいじゃありませんか。あれで、色気だけは隅に置けないんですよ。みずてん芸者の若いのを二人も三人も妾にして、待合いなんぞ出させているそうですよ。それでいて、女と見りゃ、誰彼なしに、直ぐにいやらしい真似をする。

三好 お袖さんなども、一票を投じられた口じゃないかな。どうです。チット色を持たせて、あべこべに大将の生き血をすする?

お袖 おお、いやだ! 男ひでりが、しやしまいし!