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Japanische Klassiker mit Furigana

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おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme

Aozora Bunko

又、ムカムカする事もある。しかし母がそんな風になったのも、父が死んでから以来、永い事女手一つで俺達三人の兄弟を育てて来るために、いやでもキツクならなければならなかった事を思うと、俺には母を悪く思うことが出来なくなる。……お前が岩村田で箸のあげおろしに母や妹に当られ、山ん中で育った者は米の飯が珍らしいと見えて、よく食うなどと言われている事を思うと、俺は苦しくなってしまう。シゲさんは近頃ひどく痩せたように見えると、この間、小諸の賀山君の妹さんから言って来ている。……賀山さんと言うのは源太郎の学校友達でやす。

百姓 ふむ、ふむ……

女 んだから、俺には、お前に、どうしても岩村田の家に俺の留守中、暮していてくれとは言えない。川上の実家に戻っていてくれても、よいと思う。どちらにしても、お前が居心持の良い所に居てくれ。それが一番だと思う。……特に川上の実家に居れば、川上ではお前のお母さんは病身だし、小さい弟が一人きりしか居ないのだから、かなり家の手助けになるだろうと思うから、結局、当分、実家に居てくれてもよいと思う。

百姓 ふむ……

女 ……ただ……ただ……お前は、たとえ何処にいても、俺の妻であると言う事だけは忘れないでくれ……それを忘れないで、しっかり、シャンとしてやってくれ……お前は気が弱いから、それを俺は――(胸が迫っ