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Japanische Klassiker mit Furigana

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おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme

Aozora Bunko

……そんで、お前はどうしようと思ってるだ?

女 わしかえ?……んだから、わしには、どうしてええかもうへえ、よくわからねえ。……実あ川上にこうして居ても、ほかの事はなんとも無えけど、源太郎の事を思うと、わしも辛いのです。……んだけど正直言って、これから又、岩村田へ戻って、あすこのおっかさんや道代さんと一緒に暮さなきゃならんと思うと、身をきられるような気がする。……死んだ方がましだと思うことが三日にあげず有るだから。……そりゃ、おばさん、ホントに辛いで。……だもんだから、え、どうしてええか、わからねえ。(泣き出す)

百姓 ……そうかえ。……その気性じゃ、先ず、そうだらず。……とんだ、お前も苦労をするもんだ。ふむ……(千歯の歯を片手で掴み片手の指で、涙を頬にこすりつけていたが、それでは間に合わなくなって、姉さまかぶりしている手拭を取って、顔中をゴシゴシ拭く)……そうさ……(途方にくれたように若い女を見たり、その辺を見廻している中にひどく悲しそうな心細い顔付きになり、ヒョタヒョタと二三歩その辺を歩き廻り、ウロウロとその辺を見まわしていた眼が、千歯の傍に積んであった麦束が残り少なになっていたのを認め、麦畑の方へ目を移していたと思うと、やがて、後帯にはさんでいた鎌を抜き持って、麦畑の方へヒョコリヒョコリと行ってしまう。