Japanische Klassiker mit Furigana
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Lesen Sie 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 119.279 Zeichen · 238 Bildschirme
堀井 (立ったまま、これも頭を下げて)……ありがとう。君もどうか。……後の事よろしく頼む。
お袖 じゃ私も、そこいらまで――(立つ)
堀井 いいよ、いいよ、見送られるてえガラじゃ無い。
お袖 でも、なんですから――チョット行く所もありますから。
堀井 例の神様か? 袖も、いいかげんにした方がいいぜ。インチキ宗教であろうとなんであろうと、信仰すると言うのは悪い事じゃ無いが、縁談から金談、堀井家の再興まで受合う神様なんて、話がうますぎる。
お袖 馬鹿になさいまし。今に先生も思い当られる事が出来て来ます。
堀井 ハハ、思い当るか。いやさ、お前が退屈ざましに、神様を見に行くと言うんだったら、話あ別だ。大変な色男だそうだな?
お袖 (怒っている)……ば、罰が当りますから! そんな事おっしゃっていると――。
堀井 怒るなよ。僕あただ、お前が飛んだ延命院に引っかかりゃしないかって心配してるだけだよ。そんなことでグズグズしているよか、横須賀の伯父さんの言う通りに、その船の人の縁談を受けたらいいじゃないか。子供が一人や二人あったって、構わんじゃないか。船員と言うものは、船から降りると恐ろしく情が深くって、オツだと言うぜ。