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Japanische Klassiker mit Furigana

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みうらたまきのプロフィール

三浦環のプロフィール

吉本 明光

Lesen Sie 三浦環のプロフィール (みうらたまきのプロフィール) von 吉本 明光 (よしもとあきみつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.579 Zeichen · 23 Bildschirme

Aozora Bunko

をうたった時の面影はない。声はときどきかすれ、フォルテがまるできかない。

全二十曲をうたい終るや、お話を始めた。

「私はもう一度よくなって独唱会をしたい。歌劇『お蝶夫人』をやりたいと思いますが、これが最後のステージになるかも知れません。皆さんとのお別れになるかも知れません」

三浦さんは泣いている。涙でお話はとぎれる。

「日本はこれからもっと眼を大きく見開いて、世界の平和、世界の文化のためにつくさねばなりません。上野の音楽学校で創立三十年か四十年かのお祝いをした時、音楽に功労のあった者を表彰するというので、当然私は御褒美を頂けるものと思いました。だのに表彰されたのは、音楽の先生を何十年やっていました、というそんな人ばかりで、二十年間日本の生んだプリマドンナとして欧米でオペラをやった私にはなんにも御褒美を下さらない。日本人は国内だけで威張り、日本のことしか考えないで、世界のことを忘れていたから、今度の戦争にも敗けたのです。私はパティ、ガリクルチ、カルーゾー、ジリー、シャリアピン、パデレフスキー、アンナ・パラヴロヴァ等世界一流の大芸術家と一緒のステージでうたった、日本で最も幸福な女の一人ですが、これからの日本は、これからの音楽家は、もっと眼を大きく見開いて、愛情と誠実と努力をこめて歌をうたわなくてはいけません」