Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ふざいじぬし
不在地主
小林 多喜二
Lesen Sie 不在地主 (ふざいじぬし) von 小林 多喜二 (こばやしたきじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 69.990 Zeichen · 141 Bildschirme
そうなって来れば、もう土間にランプを下して、縄を編んだり、着物を織ったりしていたって間に合わなくなってしまう。追ッ付くものでない。――北海道では何処だって、出稼ぎは別にして、冬の内職などするものがなくなってしまっているではないか。
百姓は、だからどんなものでも買わなければならなくなる。――で、要るものは金だ。百姓が金を手に入れる道はたった一つしかない。出来上ったものを売ることだ。――ところが、世界中で一番ものを下手糞に売るものは百姓だ。
健ちゃも知っているだろうが、村で都会の商品市場がどう変化しているか、又こう変化しそうだから売るとか、売らないとか、秋にそんなことを考えて売ったりする百姓が一人でもいるか。どうして、どうしてだ。
三年前に、青豌豆の値が天井知らずに飛び上ったことがある。知ってるな。和蘭が不作のために、倫敦から大口の注文があったからだ、とあの時皆は云っていたさ。ところが、今度小樽へ出て聞いてみると、そうでないんだ。その事もあるにはあった、が小樽の大問屋で、大貿易商である※が、高く売り飛ばすために、買い集めてしまってから、そう宣伝したそうだ。