Japanische Klassiker mit Furigana
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おかのどうぞう
丘の銅像
Lesen Sie 丘の銅像 (おかのどうぞう) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.087 Zeichen · 17 Bildschirme
塔の階段も、あまりひどくきしむので、だれもきみわるがって、のぼらなくなりました。そこである年、村人たちは、教会をたてなおそうという、相談をしました。そのころ、村はかなり大きくなっていて、大むかし、ヘンデル先生が薬草をさがしていたあたりまで、家ができていました。そしてまた、村人たちは、なが年の平和で、たいへん、ゆたかになっていました。
そこで相談の結果、新しい教会を、丘の上の銅像のあるところに、たてることになりました。
あやしげな銅像は、とりのぞかれることになりました。が、まったく、すてられたわけでは、ありませんでした。というのは、塔につるす鐘をつくるのに、この銅像を、つかうことになったからでした。
銅像は、馬のひく荷車にのせられて丘をくだり、となり村の鋳物師のところまで、ごとごとと引かれていきました。鋳物師のところで、強盗と忠犬ナハトは、一つのるつぼの中にたたきこまれて、一つにとけあってしまいました。そして、それから七つの、そろいの鐘がつくられました。
はじめ、詩人ハンスであった銅像は、医者のヘンデル先生にかわり、つぎは軍人のペテロにかわり、つぎには、おそろしい強盗にかわり、ついには、とけて七つの鐘になりました。