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Japanische Klassiker mit Furigana

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なかむらなかぞう

中村仲蔵

山中 貞雄

Lesen Sie 中村仲蔵 (なかむらなかぞう) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 22.567 Zeichen · 47 Bildschirme

Aozora Bunko

大吉の心愈々重い。

と、襖慌ただしく開いて留守番の児分、

T「大変だ!

お光が……」

半次何事ならんと児分と共に次室へ、

大吉、眼の玉一つ動かさず、まだ何事か考えて居る。

=次室

舌噛んで死んだお光。

半次と児分お光を抱えて呆然。

美しき、余りにも美しきお光の死顔。

(O・L)

=元の室

大吉尚沈んで居る。と暫時して半次がニューと首出した。

T「お光は

舌噛みましたよ」

大吉ガクリと項垂れた。半次が尚、

T「あの女は命懸けで

惚れてましたね」

その言葉に大吉ギクとした。スックと立ち上る。

半次、慌てて問うた。

T「何処へ?」

大吉振り返る事もせずに、

T「昨日の女の事

気にかかる」

と言い残して其の儘スーと去る。

半次も続いて立ち上った。(F・O)

=(F・I)長屋

張り込んで居る役人大勢。

見張りの者が、ソレ来たと合図した。

一同バラバラと四散する、或る者は半次の家の中へ隠れる。

其処へ駈けて来た大吉と半次、雪枝の家の中へ飛び込む。

=家の内部――

大吉中へ入ったが誰も居ない様子。

座敷へ上って――

次の室の襖ガラリ開いて二人共アッと叫んだ。

父の位牌の前に喉突いて倒れて居る雪枝。