Japanische Klassiker mit Furigana
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ちゅうじょうせいいちろうの「かしんしょう」まえがきおよびちゅう
中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註
宮本 百合子
Lesen Sie 中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註 (ちゅうじょうせいいちろうの「かしんしょう」まえがきおよびちゅう) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.886 Zeichen · 16 Bildschirme
そして笑いながら、「何しろ馬、馬丁と猟犬を何匹も飼っているような学生がいたんだから、こっちは人並のつき合いも出来かねるようだったよ。教授から個人指導をうけるわけだが、そんな金もありゃしなかったしね」と語った。楡の木のかげの公園で、町の若者たちが、学生は休暇で一人も居ない晴々しさで、ホッケーをして遊んでいるのを見物した。
書簡(一五)
註。この便りにある写真は、今日も保存せられている。ケムブリッジのガウンを着、帽をいただき、当時の流行で、ひどく先の尖った髭をつけて居る。母はこういう髭を眺めるとき「マア、お父様ったら、こんな髭して!」と云ったものであった。父はその髭をもって帰朝し、九つばかりであった百合子は激しいよろこびと極りわるさと、心に描いていた父とちがっている現実の父の感じとに圧倒され、気分がわるくなったようであった。
書簡(一九)
註。この画というのは、巨大な軍服に白手袋の魯国が仰向きに倒れんとして辛くも首と肱とで体を支えている腹の上に、身長五分ばかりの眉目の吊上った日本兵がのって銃剣をつきつけているイギリス漫画である。三十二年後の今日の漫画家は果してどのようなカトゥーンを描かんと欲するか。