Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
たんなやまのかい
丹那山の怪
江見 水蔭
Lesen Sie 丹那山の怪 (たんなやまのかい) von 江見 水蔭 (えみすいいん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.168 Zeichen · 15 Bildschirme
それは、七化役者尾上小紋三が、丹那の山里で大評判で、村中の女がことごとく恋をした。その中で勝利を得たのが椎茸畑の番人政十郎の娘お露であった。
お霧は最近まで、御青物御用所神田竪大工町の御納屋に奉公に出ていて、江戸馴れている上に、丹那小町と呼ばれた美人なので、村の若者が競って恋を寄せたのであったが、ことごとく斥けて、そうして七化役者と親しんだのであった。
二人は手に手を取って道行をしたという事になっていたのだが、それでは何者にか殺されたのであろう。恐らく相手の小紋三が下手人であろうという村方のいい立てが皆一致した。
純之進はそうは思わなかったが、別に証拠が上らぬので、詮議は打切にした。その為に出立が一日遅れたのであった。
帰り路は山越しに熱海に出た。坂口屋弥兵衛方に一泊した。ここでまた驚くべき事実を発見した。ここに謎の人が泊り合せて虫の息でいるのであった。それは七化の小紋三という旅役者であった。
小紋三は丹那の鎮守で、忠臣蔵の早替わりを演じた夜、村の若者に捕えられて、お露と共に縛られたまま、山番小屋の後に生埋めにされたのであった。それが運よく地の底からもがき出て助かったのだという。