Japanische Klassiker mit Furigana
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にせんねんせんそう
二、〇〇〇年戦争
海野 十三
Lesen Sie 二、〇〇〇年戦争 (にせんねんせんそう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 34.367 Zeichen · 69 Bildschirme
カモシカ中尉にいわれて、モグラ下士がその方へ頭を寄せてみると、なるほど、おどろいたことに、要塞のうえに、旗が見える。しかも、その旗には骸骨の印がついているのが、はっきり見えた。
「あっ、骸骨の旗! あれは、アカグマ軍には見当らない旗印ですね。一体どこの国の旗ですかねえ」
「さあ、おれにも分らない」
と、中尉は、吐き出すようにいったが、
「だが、あの旗が、怪物隊のものであることは、はっきりわかるじゃないか」
「そうですかねえ。なぜですか、それは……」
「なぜって、あの旗も、蛍光を放っているじゃないか。怪物の身体も、あのとおり、蛍光を放っている。だから、あの旗は、あの怪物どもの旗だということが、すぐ諒解できるじゃないか」
「な、なるほど」
そういっているとき、中尉は、おどろきの声をあげた。
「あっ、怪物どもが、こっちへ向って歩きだした。おれたちを見つけたのかもしれんわい、早く、おれたちは死骸の真似をするんだ」
怪物隊は、何思ったかぞろぞろと、中尉の方へ歩いてくる。
女大使の身辺
第一岬要塞は、怪兵団のために占領せられてしまった!
その飛報は、スターベア大総督を、椅子のうえから飛びあがらせるほどひどく愕かせた。