Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にばんめのむすめ

二番めの娘

小川 未明

Lesen Sie 二番めの娘 (にばんめのむすめ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.488 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、二番めの女の子は、遠くをあこがれるような目つきをしていいました。

この一家は、あまり豊かではありませんでした。父親がなくなってから、母親が子供たちを養ってきました。しかし、みんな健やかに育ったので、家の内は、貧しいながら、つねににぎやかでありました。めったに、薬売りの小父さんの持ってきた、薬を飲むようなことはなかったけれど、小父さんは、こちらにくればきっと立ち寄りました。そして、みんなの健やかな顔を見て、心から、喜んでくれるのでした。姉弟の中でも、二番めの女の子は、もっともこの小父さんを慕ったのでした。人のいい小父さんも、旅で見たたくさんの子供の中でも、またいちばんこの子をかわいらしく思ったのでありましょう。

「これをおまえさんにあげる。」といって、青い珠をくれました。それはちょうどかんざしの珠になるほどの大きさでした。

女の子は、この青い珠を見て、ひとり空想にふけったのであります。

「西の国へいってみたらどんなだろう……。そこに、小父さんは住んでいなさるのだ。」と思いながら、青い珠を手にとってながめていますと、はるかに高い空の色が、その珠の上にうつってみえるのでありました。