Japanische Klassiker mit Furigana
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じんぞうにんげんせんしゃのきみつ
人造人間戦車の機密
海野 十三
Lesen Sie 人造人間戦車の機密 (じんぞうにんげんせんしゃのきみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.501 Zeichen · 19 Bildschirme
まさかお前は、金博士から妖術を教わってきたのではあるまい」
醤主席の言葉は、油学士の自尊心を十二分に傷つけた。
「どうもそれはけしからん仰せです。かりそめにも、科学と技術とをもってお仕えする油学士であります。そんな妖術などを、誰が……」
「ぷんぷん怒るのは後にして、説明をしたがいいじゃないか。お前は、すぐ腹を立てるから、立身出世が遅いのじゃ」
主席に、一本きめつけられ、油学士は、はっと吾れにかえったようである。
「はっ、これは恐縮。で、その秘術は、かようでございます。只今申した極秘の電波を人造人間隊にかけますと、その人造人間隊は、たちまちソノー、主席はフットボールを御覧になったことがございますか」
「余計なごま化しはゆるさん」
「ごま化しではございません。フットボール競技に於て、さっとプレーヤーが、さっとスクラムを組みますが、つまりあれと同じように、人造人間が、たちまちスクラムを組むのでございます。そしてたちまち人造人間のスクラムによって、一台の戦車が組立てられまして、こいつが、轟々と人造人間製のキャタピラを響かせて前進を始めます。いかがでございますか。これでもお気に召しませんか」