Japanische Klassiker mit Furigana
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こんじゃくばなしサンドイッチへいだん
今昔ばなし抱合兵団
海野 十三
Lesen Sie 今昔ばなし抱合兵団 (こんじゃくばなしサンドイッチへいだん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.504 Zeichen · 21 Bildschirme
「なんじゃ、もう一度いってくれ。何の呪文だか、さっぱりわしには通じない」
「何度でも申しますが、つまり、文化生活線上に於けるわれわれ人間は、究極なる未来に於て、如何なる生活様態をとるものであろうか? どうです。今度は分りましたろう」
「何遍聞いても、分りそうもないわい。結着のところ、やがて人類はどんな風な暮し方をするかということなのじゃろう」
「そうですなあ。まず簡単粗雑にいうと、そういうところですねえ」
「そうか、そんな質問なら、答はわけのないことじゃ。ピポスコラ族と全く同じようになる。そして一万年か二万年たてば、われわれ人類にはネオピポスコラ族という名前がつくだろうな」
「ははあ。そのピポスコラ族というのは、何ですか。どこにいる民族ですか」
「それは、今わしがいっても、お前はとても信じないと思うから、いうのはよそう」
「博士、それは卑怯というものです。今までに民族学や人類学はずいぶん勉強しましたが、ピポスコラ族なんてものは聞いたことがありません。博士は出鱈目をいっていられるのでしょう」
「莫迦なことをいっちゃいかん。尤も、パルプで慥えたあのやすい本なんかには出とりゃせんだろうが、わしは嘘をいっているのではない」