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Japanische Klassiker mit Furigana

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はいじんぶそん

俳人蕪村

正岡 子規

Lesen Sie 俳人蕪村 (はいじんぶそん) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.831 Zeichen · 54 Bildschirme

Aozora Bunko

一年四季のうち春夏は積極にして秋冬は消極なり。蕪村最も夏を好み、夏の句最も多し。その佳句もまた春夏の二季に多し。これすでに人に異なるを見る。今試みに蕪村の句をもって芭蕉の句と対照してもって蕪村がいかに積極的なるかを見ん。

四季のうち夏季は最も積極なり。ゆえに夏季の題目には積極的なるもの多し。牡丹は花の最も艶麗なるものなり。芭蕉集中牡丹を詠ずるもの一、二句に過ぎず。その句また

尾張より東武に下る時

牡丹蘂深くわけ出る蜂の名残かな  芭蕉

桃隣新宅自画自讃

寒からぬ露や牡丹の花の蜜  同

等のごとき、前者はただ季の景物として牡丹を用い、後者は牡丹を詠じてきわめて拙きものなり。蕪村の牡丹を詠ずるはあながち力を用いるにあらず、しかも手に随って佳句を成す。句数も二十首の多きに及ぶ。そのうち数首を挙ぐれば

牡丹散って打重なりぬ二三片

牡丹剪って気の衰へし夕かな

地車のとゞろとひゞく牡丹かな

日光の土にも彫れる牡丹かな

不動画く琢磨が庭の牡丹かな

方百里雨雲よせぬ牡丹かな

金屏のかくやくとして牡丹かな

蟻垤

蟻王宮朱門を開く牡丹かな

波翻舌本吐紅蓮

閻王の口や牡丹を吐かんとす