Japanische Klassiker mit Furigana
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はいじんぶそん
俳人蕪村
正岡 子規
Lesen Sie 俳人蕪村 (はいじんぶそん) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.831 Zeichen · 54 Bildschirme
客観的美
春水や四条五条の橋の下
梅散るや螺鈿こぼるゝ卓の上
玉人の座右に開く椿かな
梨の花月に書読む女あり
閉帳の錦垂れたり春の夕
折釘に烏帽子掛けたり春の宿
ある人に句を乞はれて
返歌なき青女房よ春の暮
琴心挑美人
妹が垣根三味線草の花咲きぬ
いずれの題目といえども芭蕉または芭蕉派の俳句に比して蕪村の積極的なることは蕪村集を繙く者誰かこれを知らざらん。一々ここに贅せず。
客観的美
積極的美と消極的美と相対するがごとく、客観的美と主観的美ともまた相対して美の要素をなす。これを文学史の上に照すに、上世には主観的美を発揮したる文学多く、後世に下るに従い一時代は一時代より客観的美に入ること深きを見る。古人が客観に動かされたる自己の感情を直叙するは、自己を慰むるために、はた当時の文学に幼稚なる世人をして知らしむるために必要なりしならん。これ主観的美の行われたるゆえんなり。かつその客観を写すところきわめて麁鹵にして精細ならず。例えば絵画の輪郭ばかりを描きて全部は観る者の想像に任すがごとし。全体を現わさんとして一部を描くは作者の主観に出づ。一部を描いて全体を想像せしむるは観る者の主観に訴うるなり。