Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくとはどんなものか
俳句とはどんなものか
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句とはどんなものか (はいくとはどんなものか) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 51.046 Zeichen · 99 Bildschirme
とか、「おかしなことをいったものだ」とかいう感じがすぐ起って覚えず微笑を含むのでありますが、ここにあげた俳諧になると、なかなかどうして笑うどころか、むしろ厳粛な心持で、襟元を掻き合わせるような心持で、その句の描いている寂しい境地、ならびにその作者の抱いている淋しい心持に想い到るのであります。
行燈の引出さがすはした銭 孤屋
顔にもの着てうたゝねの月 其角
はした銭を行燈の抽斗に探すといったり、顔にものを着てうたたねをするといったりするのは前に申した俗情を俗語でのべたもので、和歌や連歌ではもとより思いもよらぬことなのでありますから、その点から申すと、宗鑑以下の仕事がそのままここに脈を引いてきているといっていいのでありますが、しかしこれをかの宗因あたりの俳諧にくらべてみると、同じ俗語、俗情であっても、彼にははしゃいだ滑稽な人事が多く、これには落着いた寂のある人事が多いのであります。
しかたばかりおし肌ぬいで十文字 宗因
かしかうやつてさます借銭 同
これを読んでみると「ははは」と笑いたくなります。それは事柄がおかしなばかりでなくそれを叙する作者が自分ではしゃいでいるからであります。