Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
また我らが文章を作るにも「たり」「ぬ」「けり」等の文字で一節々々の結びをつける。俳句の切字というものも、これと同様のもので、元来俳句は十七字でまとまっている文章の一節のようなものであるから、同じく意味のつづまる処がなければならぬ。即ち自然に切字というものが必要になって来る。切字はかかる自然的のものであるから、その中にも、文章と同じく「たり」「ぬ」「けり」等の文字もある。が、最も多く用いられてちょっと普通の文章と異っているのは、「や」「かな」の二つの切字である。しかしこれも決してむずかしい意味があるのではない。「元日や」というのは、唯「元日」といったばかりでもよいが、「や」という字を爰に置くため「元日」という感じを深く人の頭に起さすようになる。たとえば普通の談話の時でも「元日にこうこう」というより「元日にねこうこう」という方が、人の頭に「元日」という感じを深く呼び起すことになる。「ね」という字に意味のない如く「や」という字にも意味はない。しかし俳句にて「や」という場合は、極めて広いので、大概な場合を「や」の字一字で間に合わしてしまう。それは元来十七字という短文字の詩であるから、つとめて文字を節略せねばならぬ。