Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
などいわぬ事もないが、しかし春の半頃、「だい分日が永くなって来ましたな」という挨拶の方がむしろ多い。夏になってしまうと日の長い事になれるのである。だから、理窟からいったら日永は夏でなけりゃなるまいが、感情からいったら春である。秋の夜長も全く春の日永と同様である。理窟からいったら冬が一番夜長であるが、感情からいったら秋の方が夜長の感じが強い。右の外なおも一つの理由は、仮に一歩を譲り、よし実際の感じも夏の方が日永という感じが強い、冬の方が夜長という感じが強いとしても、その趣味の点から、春に日永の趣き秋に夜長の趣きがあるのである。夏は日が長くても暑さに苦しむ所から「日永かな」などと呑気に趣味を味わっている遑がない。暑い方からというと、「日盛り」というような感じが強いし、また人事からいうと「昼寝」でもしてしまうようになり、「日永」というような悠長な趣きはかえって夏には乏しいのである。それに反し春の方はよし夏ほどに永くないにしても、暑からず寒からず身体に好適の時候であるから、他の「長閑」、「うららか」などいう感じと共に「日永」という趣味は十分にある。秋の夜長もまたこの点において春の日永と同様である。