Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
これらは春水に対する作者のなつかしみというようなものが、主な背景を為しておるのである。
地震つて春の沢水溢れけり 青々
地震のために急に水が吹き出したり、また水が涸れたりすることは随分よくあることであるが、しかしこの春水は必ずしもその地震が原因というわけでもあるまい。折節地震がゆった、その地震もそう烈しい地震ではなかった、野沢の水は春になって一面に充ち溢れているというのである。こう考えると、地震もまた景色の一つを為すのみで、春の野沢の水の溢れ充ちてある光景に、更に一つの景色を添えたことになるのである。即ち畏るべき地震もまた豊かな春の野の一点景物となるのである。水巴の句以下は現代の句である。これを以て見ても、今日の句は必ずしも天明時代の句に劣っていないことが判るのである。
下ろし置く笈に地震る夏野かな 蕪村
この句も地震を咏じたものである。或修行者のようなものが、笈を負うて夏野を歩きつつあったのが、其処に笈を下ろして休んでいると、その時地震がゆったというのである。笈に地震るとあるから、その笈が地震のために少し動くのも目に映ったのであろう。この地震も恐らく大きな強震ではなく、ああ地震がゆると言ううちにその笈も少し動くのが見えると言ったような光景であろう。