Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
草木なども茂って勢力のうちに籠っているような心持のする夏野が、僅に地震によって力を上部に現わしたような感じがするのである。その点から言ってもこれが大きな地震であると、かえって夏野の大きなゆったりした感じを殺ぐのである。体も大きいし容貌も魁偉で声音も多いという人が、別に大きな声も出さず、僅に微笑をしたところに、かえって偉大な感じを起すのと同様である。
行々てこゝに行々夏野かな 蕪村
これも夏野の大景を言ったもので、何処まで行っても広々とした原野で、なかなか果てしがないことを言ったのである。行って行ってまた行って行って、現在もまだ歩きつつあるのであるが、やはり夏野を越し切らないというのである。「ゆき/\てこゝにゆきゆく」というような畳句が一層その果てしなき夏野の力を強めているのである。前に調子のことをちょっと言ったことがあったが、この句の如きは調子によって趣きを助けている一例と言っていいのである。
たえず人憩ふ夏野の石一つ 子規
これも夏野の広々とした感じである。夏野の中に道があって、その道のほとりに一つの石がある。その石は丁度適当な場処に在って、適当な形をしているために其処を通る旅人はよく休む。