Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 73.016 Zeichen · 144 Bildschirme
五月雨の降る頃は凡てものが錆びやすい。砥ぎすました剃刀が一夜の間に錆びてしまったというのである。これも五月雨の大景を見出したのではなく、小さい或事実をつかまえて来たのである。けれどもこの句も前の句もその小さい事実を通して五月雨の降り続いている湿っぽい天気が十分に想像が出来る。
馬士の謂次第なりさつき雨 史邦
これは五月雨の降る中を歩いていた旅人が、終に道の悪いのに堪えかねて馬に乗った場合の句である。こちらの足許を見すかされているのであるから、万事馬方の言いなり次第で、賃はもとよりの事、急ぐ旅であっても何処かの茶店で暫く休むといえば、それも聞入れねばならず、その他万事客でありながら少しも頭が上らぬのを言ったのである。雨中の困難というような事がこの句の背景となっているのである。
縫物や著もせでよごす五月雨 羽紅
羽紅というのは凡兆の妻だという説がある。尼羽紅とあるところから見てもとにかく女には相違ない、この句も女らしい句である。縫物をどういう風にした場合かという事はこれだけでは判らぬが、あるいは風呂敷にくるんで雨中持って歩いておるような場合でもあろうか。