Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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『けんこうかいぎ』そうさくせんひょう

『健康会議』創作選評

宮本 百合子

Lesen Sie 『健康会議』創作選評 (『けんこうかいぎ』そうさくせんひょう) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.566 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

よろこびとハッピーエンドにとどまるのは残念である。

「春龍胆」柔かく抒情的にまとまっている。「何日かは春に」も、素朴だけれども、結核の治癒の可能についての、明るい善意がある。二篇とも、ストレプトマイシンが無料で闘病者のベッドに訪れて来る日を待っているのは、心をうたれる。ストレプトマイシンが療養所でつかわれる日を「何日かは春に」と待っているひとは、日本じゅうに、どれほどいるだろう。

「可哀そうな権力者」ひとつぎ・たかし

ここにかかれているまででは不十分である。権力者のきたないからくりを見すかしながら、みすかしてひとまずそれに流されている自分なのだ、という自覚から安易になっている。

「夫婦再婚」

夫の発病によって新しい愛が妻との間にめぐむいきさつは、もっとしっくりとした筆致で描かれてよい。粗暴であった夫がやさしい夫となる、その動機に、エゴイズムがあるかないか、主人公は考えてみてよい。

「終りなき調べ」  米田鉄美

多勢ひとの集る療養所に、たまたまこの作品のような偶然もあるかもしれない。作者はそのめずらしい偶然をロマンティックにまとめすぎた。〔一九五一年一月〕