Japanische Klassiker mit Furigana
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ぼくがおおきくなるまで
僕が大きくなるまで
小川 未明
Lesen Sie 僕が大きくなるまで (ぼくがおおきくなるまで) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.884 Zeichen · 6 Bildschirme
「僕も、君と同じ学校へいきたいのだけれど、叔父さんが、農業がいいだろうというし、そうきらいでもないから、そうすることにしたのだよ。」と、友吉は、良一に向かって、いいました。
「学校を出たら、大陸へいきたまえ。」
「君は。」と、友吉は、きき返しました。
「僕も、支那か満洲へいきたいんだが、お母さんが年を老っているから、まだどうするか考えていないのさ。」
「三年も、四年も後のことだから。」
「あは、は、は。」
「学校が異うと、いままでのようにあわれないね。それに、僕の家では、すこし遠くへ越すんだよ。越しても、僕、ときどき遊びにくるから。」
「所を知らしてね。」
短いズボンをはいた、二人の少年は、いつまでも道の一所に立って、名残おしそうに話をしていました。
友吉からは、その後なんの便りもなかったのです。やがて、翌年の春がめぐってきました。
ある日、突然友吉が訪ねてきました。
「小西くん、花を持ってきたから、植えておかない。」と、新聞紙に包んだ、草花を渡しました。香りのする青い花が、咲きかけていました。
「きれいだね、これは、なんという花なの。」
友吉は、外国種の花の名をいったけれど、良一は、すぐには覚えられませんでした。