Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぼくのかきのき
僕のかきの木
小川 未明
Lesen Sie 僕のかきの木 (ぼくのかきのき) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.186 Zeichen · 5 Bildschirme
賢吉は、往来を歩いて、日に照らされながら家へ帰ると、この傷のついたかきの木の苗をどこへ植えたらいいかと考えました。
「そうだ、お父さんに、相談してみよう。」と、思いました。父は、きっと考えてくれるだろうと思ったからです。
賢吉は、お父さんを呼びました。あちらで仕事をなさっていたお父さんは、なんだろうと思って出てこられました。
「甘い、大きな実がなるんですよ。このかきの木をもらったんだけど、どこへ植えたらいいですか。」と、賢吉は、父に、かきの木の子を見せるようにして、聞きました。
「なんだ、そんなことで呼んだのか。」といいながら、父親は、一目それを見ました。そして、あきれたというふうで、
「根がないじゃないか。人の捨てたものをもらってくるばかがあるか。」といいました。
「僕、よく植えたら、つくような気がするし、枯らすのはかわいそうと思ったんだよ。」と、賢吉は、弁解しました。
「それには、時節がわるい。そんなことがわからなくてどうする。」と、父親は、不興げにいって、かえって、賢吉は、しかられたのであります。父親は、そのままどうせよともいわずに奥へ入ってしまいました。