Japanische Klassiker mit Furigana
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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
Lesen Sie 先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選 (「やまとみんぞく」とはなんぞや) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 195.063 Zeichen · 389 Bildschirme
し、橡の実を貯えるという風で、熊、猿、零羊を獲って里へ売りに出て、米を買って帰るくらいが里との交通のおもなものであったという。夜寝るにも蒲団がなく、炉ばたで焚火に暖を取る。大病人に米養生までさせたが、それでも死んだのは寿命とあきらめねばならぬとか、瀕死の病人の枕元で、竹の筒に米を入れてそれを振ってその音を聞かせたとかいう、どこにでもよくある挿話は、ここについても語られているのである。その他ケットの人が里に出て、下駄を見て不思議がったとか、立舂を見てそれを知らなかったとか、世間によく語らるる山の馬鹿聟さんに関するお伽噺の様なことが、ここにも少からず語られているのである。そんなかけ離れた武陵桃源境であるが為に、ここばかりはかつて天然痘もはいった事がない。近ごろ種痘を強行しようと思うても、どうしても応じないので、ことさらに痘痕面の医師を選んで、体験談からやっと納得させたという事実もあるそうな。
なおケットの人の風采について、かつて親しくこの地を踏査した医師の某君は、身体長大、色白く、眼は青味を帯び、毛多く、頬骨が秀でていると語った。承和元年の太政官符に、飛騨の人は言語容貌すでに他国人に異なりと言われた程度のものが、ここにおいても認められるものらしい。