Japanische Klassiker mit Furigana
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にゅうえいするせいねんたちはなにをなすべきか
入営する青年たちは何をなすべきか
黒島 伝治
Lesen Sie 入営する青年たちは何をなすべきか (にゅうえいするせいねんたちはなにをなすべきか) von 黒島 伝治 (くろしまでんじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.624 Zeichen · 8 Bildschirme
兵士は、その殆んどすべてが、都市の工場で働いていた者たちか、或は、農村で鍬や鎌をとっていた者たちか、漁村で働いていた者たちか、商店で働いていた者たちか、大工か左官の徒弟であった者たちか、そういう青年たちばかりだ。小学校へ行っている時分から広瀬中佐や橘中佐がえらい、国のためには命を捨てなければならないと教えこまれた。旅順攻撃に三万人の兵士たちを殺してしまった乃木大将はえらい神様であると教えこまれた。小学校を出てからも青年訓練所で、また、同じような思想を吹きこまれた。そして郷土の近くの士族の息子が大尉になっているのを、えらいもののように思いこまされた。
しかし、大尉が本当にえらいか? 乃木大将は誰のために三万人もの兵士たちを弾丸の餌食として殺してしてしまったか?
そして、班長のサル又や襦袢の洗濯をさせられたり、銃の使い方や、機関銃や、野砲の撃ち方を習う。毎朝点呼から消燈時間まで、勤務や演習や教練で休むひまがない。物を考えるひまがない。工場や、農村に残っている同志や親爺には、工場主の賃銀の値下げがある。馘首がある。地主の小作料の引上げや、立入禁止、又も差押えがある。