Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうどうこうさく
共同耕作
宮本 百合子
Lesen Sie 共同耕作 (きょうどうこうさく) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.078 Zeichen · 7 Bildschirme
その勝は、権太郎の息子といっしょにとられている。だからとめが、娘ながら甲斐甲斐しい野良姿で自転車をとばして行くところなのだ。×元村の組合員豊治の家まで行って見ると軒下に自転車がもう何台もたてかけてある。
「マア、とめちゃん! よく来てくれたなあ」
やっぱり野良着のアヤがかけよって来て自転車からマンノーをとくのを手伝った。
「今日は、甚さのかみさんまで来てるヨ。女連まで出て来たんだから気強いもんだ!」
多勢、若い衆やおっさんの立ってる土間に入って行くと組合に入ってない甚さ(八人組の一人)のかみさんがその中に混り、瘠せた顔でマンノーを突き、じっと安さんの指図をきいている。
「いいか、ちらばったり、自分勝手に動いたりしちゃいかねい。ガチャが来やがったからって、こっちがかたまってれば、可恐ねえことはちっともねえんだ。女連は女連でかたまって、真中さ入れ! いいか!」
安さんのほかに青年部の人が七八人先へ立っていよいよ三十人ばっかりが田圃へくり出した。
とめはアヤと腕を組み、ゴム長靴を踏みしめて進んで行く。深田の竹藪にかかる頃、シトシト雨が降って来た。
「へえ、丁度いいわ! 奴等辷って何も出来めえ」