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Japanische Klassiker mit Furigana

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ふゆのはなび

冬の花火

太宰 治

Lesen Sie 冬の花火 (ふゆのはなび) von Dazai Osamu (太宰 治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.986 Zeichen · 44 Bildschirme

Aozora Bunko

別な一本を拾って、点火する)ほっとしていたら、こないだ突然あんな、いやらしい手紙を寄こして、本当に、あなたも変ったわね。村でもあなたは、ひどく評判が悪いようじゃないの。

(清蔵) いやらしくても何でも仕方がありません。私はあの手紙は、泣きながら書きました。男一匹、泣きながら書きました。きょうは、あの手紙の返事を聞きに来ました。イエスですか、ノオですか。それだけを聞かして下さい。きざなようですけれども、(ふところから、手拭いに包んだ出刃庖丁を出し、畳の上に置いて、薄笑いして)今夜は、こういうものを持って来ました。そんな花火なんかやめて、イエスかノオか、言って下さい。

(数枝)(花火が消えると、また別の花火を拾って点火する。以後も同様にして、五、六本ちかく続ける)この花火はね、二、三日前にあたしのお母さんが、睦子に買って下さったものなんですけど、あんな子供でも、ストーヴの傍でパチパチ燃える花火には、ちっとも興味が無いらしいのよ。つまらなそうに見ていたわ。やっぱり花火というものは、夏の夜にみんな浴衣を着て庭の涼台に集って、西瓜なんかを食べながらパチパチやったら一ばん綺麗に見えるものなのでしょうね。