Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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そうさくかのたいど

創作家の態度

夏目 漱石

Lesen Sie 創作家の態度 (そうさくかのたいど) von Natsume Sōseki (夏目 漱石) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 65.224 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

この人は同書にまた、我、浪漫派、抒情主義などと云う字を使って説明をしております。しかし二者を截然区別のあるごとく論じているのが欠点かと思われます。)すでに公平無視の立場でありますから、問題の撰択がない。撰択がないと云うのは、意識界に落つるものがことごとく焦点になってしまうと云う訳ではありません。意識界のどの部分も比較的自由に焦点になり得ると云う意味であります。毛嫌をしないと云う事であります。あるものだけに注意が向いて、その他には頑強の抵抗があって、気が向けられないというような状態におらない事を指すのであります。だからもう一つ言葉を換えて云うと叙述すべき事相に自己の評価を与えて優劣の差別をつけないと云う事にもなります。例えば美くしい女と差し向いになる。――ありがたい。――女が恋の物語をする。――嬉しい。――ところで急に女が欠伸をする。――と急に厭になる。厭になったからと云って、そこだけ抜きにしてしまったら、抜かしただけが事実に叶わなくなる。しかし事実を書くからには、真を写すと云うからには、いたずらに好悪の念だけで欠伸を棄てべきものではないはずでありましょう。