Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 290.735 Zeichen · 566 Bildschirme
その時一番に蜥蜴、人と豚の行きぶりを変ずべしというと、鶺鴒は元のままで好いと主張した。蜥蜴直ちに群集を押し潜り、椰樹に登って豚の背に躍び下りると、豚前脚を地に著けた、それより豚が四脚、人は直立して行く事になったという(ラツェル『人類史』英訳、一)。メラネシア人は、蜥蜴家に入れば死人の魂が帰ったという(一九一三年版フレザー『不死の信念』一巻三八〇頁)。アフリカのズールー人言う、太初大老神ウンクルンクル蜒を人間に遣わし、人死せざれと告げしめしに、このもの怠慢て途上の樹に昇り睡る。神また考え直して蜥蜴を人間に遣り人死すべしと告げしむると、直ぐ往ってそう言って去った跡へ※(「虫+偃のつくり」、第4水準2-87-63)蜒やっと来て人死せざれと言ったが間に合わず、先に蜥蜴から人死すべしと聞いたから、人間皆死ぬ事となった。それからズールー人が思い思いになって、あるいは蜥蜴が迅く走って、死ぬといって来たと恨んで見当り次第これを殺し、あるいは※(「虫+偃のつくり」、第4水準2-87-63)蜒が怠慢て早く好報を齎さざりしを憤って、烟草を食わせ、身を諸色に変じ、悩死するを見て快と称う。