Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
三一七頁)。コンウェイがビナレスの猴堂に詣で多くの猴を供養したところに猴どもややもすれば自重して人間を軽んずる気質あるよう記した。これ猴の豪い点また人からいえば欠点で、心底から人に帰服せぬもの故、ややもすれば不誠実の行い多く、犬馬ほど人間社会の開進に必要な役目を勤めなんだのだ。『大集経』に〈慧炬菩薩猴の身を現ず〉、インドでも猴に炬を持たせたものか。
右述西アフリカのバーボー猴に似た記事が『古事記』にあって「かれ、その田毘古の神、阿邪訶に坐せる時に漁どりして、ヒラブ貝にその手を咋ひ合されて海塩に溺れたまひき。かれ、水底に沈み居たまふ時の名を底ドク御魂といひつ。その海水のツブ立つ時の名をツブ立つ御魂といひつ、その泡さく時の名を泡サク御魂といひき」。本居宣長はこのヒラブ貝を月日貝のように説いたが、さすがに学問を重んじただけあって、なお国々の人に尋ね問わば今も古えの名の残れる処もあるべきなりと言われた。そしてまたタイラギという貝あり、ギはカイのつまりたるにて平ら貝の意にて是にやと疑いを存せられたは当り居る。
「第10図 紀州新庄村のタチガイ二種」のキャプション付きの図