Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
その時の長者は今の我で、日々使いに立った者は今の須達長者、狗子は吠えて諸大士を請じたから世々音声美わしく今は美音長者と生まれおり、悪言したのを改過した五百人は今この乞食上りの五百羅漢だと説いたとある。いやいやながらも接待係りを勤めたので、今生に北洲の自然粳を採り来て美食に飽き得たというのだ。
『今昔物語』十三巻四十語に、陸奥の僧光勝は『最勝王経』、法蓮は『法花経』を持し優劣を争う余り、各一町の田を作り作物の多寡で勝劣を決せんと定め、郷人より一町ずつの田を借る。光勝自前の田に水入れその経に向い祷るに苗茂る事夥し。法蓮は田を作らず水も入れねば草のみ生じて荒れ果てるから、国人『最勝』をほめ『法花』を軽しむ。七月上旬になりて法蓮の田に瓢一本生じ枝八方に指してあまねく一町に満つ、二、三日経ちて花咲き実成る。皆壺ほど大きくて隙なく並び臥す、一同飛んだ物が出来たとますます『最勝』を讃む。法蓮は変な事と一瓢を破り見れば中に粒大きく雪ほど白い精米五斗あり、他を剖いて見るに毎瓢同様なり。因って諸人に示し『法花経』に供え諸僧に食せしめ更にその一瓢を光勝に送る。光勝やむをえず『法花経』