Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
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下女心配で堪らず、その昏に跣で逃げ帰り、その父兄愕いて暇を乞いに来たので馬琴不思議に思い、色々聞き糺すと右次第、全く小説の妙趣向が浮かんだ欣喜の余りに出た独り言にほかならずと分り、大笑いで済んだとある。
(大正十二年六月、『太陽』二九ノ七)
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英国でボグス・ノルトンの豕はオルガンを奏すという俚語あり。以前その地の住民怪しからず粗暴野鄙だったに付けて、似合わぬ事の喩えの諺とカムデンは言った。レイの説にはその地の教区寺のオルガン手にピクス(豕)なる人が昔在たからと解き、ケイヴはかの地古くオクスフォード伯の領所で、教区寺のオルガンの楽鍵ごとにその端に伯家の紋章豕を鐫りあるからと釈いた(今年一月十三日の『ノーツ・エンド・キーリス』三四頁)。俚諺の根源を説くに、かく種々ありて一定せず、いずれを正説と定めがたい。寛文二年板『為愚痴物語』六に秀吉公の時、千石少弐なる人、「万の道にさし出で、人も許さぬ公儀才覚立てして差してもなき事をも事あり顔にもてなし、親しき朋友と寄り合い打ち頷き呟きなどする事を好めり、さればその頃世人のさようの振る舞いする人をば千石少弐を略して千少もの、千少事などいいて上下笑い草となせり、それを今の代までも言い伝えたり、昔より言い伝えたる詞に、文字にも当らず義理にもあらず、何とも知れざる詞多し、皆この