Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
紀州などで稲の害虫ウンカを実盛と呼ぶ。稲虫の一名稲別当、それを斎藤別当に因んで実盛というに及んだ由(『用捨箱』下)。この虫盛んな年は大勢松明行列して実盛様の御弔いと唱え送り出す。まず擬葬式をして虫を死絶すべき禁厭だ。上に引いた支那で上子日に家鼠を饗して炒雑虫というを考うるに、最初この日野を焼いて野鼠蟄虫を鏖殺し、その夜家鼠を饗して、汝ら野鼠ごとく焼き殺さるるを好まずば年中音なしくせよ、さすればこの通り饗応しやると、恩威並び行いしより変って鼠の嫁入り祝いとも、子の日の遊びともなったと惟う。上子の子の剋、臼を搗けば鼠種尽きるというも実は本末顛倒で、鼠が殺し尽されて今年の収穫は早この通りと、臼をつく多忙を示し祝う意に出たと考う。マレイ人は野を焼かば鼠を殺すからその祟りで小児が病むと信ず(一八九六年板、英訳ラツェルの『人類史』一巻四七二頁)、クルックの『北印度俗教および民俗』二四二頁にはインド人鼠を殺すを大罪とし、鼠騒げば家婦日を期して餅をやるから静まれといわば静まる、が、長からぬ内にまた始めると載す。
露国でフィリップ尊者忌の夜珍な行事あり。油虫を駆除するためにその一疋を糸で括り、家内一同だんまりで戸より引き出す内、家中の一婦髪を乱して窓に立ち、その虫が閾近くなった時、今夜断食の前に何をたべると問うと、一人牛肉