Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme

Aozora Bunko

に悪き者、物をかじる鼠、花を散らす鳥と言った。西アジアのオッセテ人が物を盗まれると巫に告げる。すると巫は猫を抱えて平素見込みの悪い奴を訪い、盗んだ物を返さぬと汝の先祖の霊魂をこの猫が苦しめるぞと言うと必ず返す(一八五四年英訳ハクストハウセン著『トランス・カウカシア』三九九頁)。朝鮮でも盗難の被害者は嫌疑者の家の隣宅に往き、某の品を盗まれたから不日猫を蒸し殺すと吹聴すると、盗人怖れて盗品を窃かに還付す(『人類学雑誌』三十巻一号二四頁)。いずれも猫は恨み深く邪気勝った獣故、盗人のために殺され怨んで祟るからという。無論欧亜とも多く猫を魔物とするからかかる訳もあるが、盗品発見に特にこれを使うは、本盗人と鼠と一視したに由るらしく、天主教の弁護士の守本尊イーヴ尊者像に猫像を添うるもそんな事に起ると惟う(一五六六年板アンリ・エチアンヌの『エロドト解嘲』一)、これほど嫌わるる鼠でも弁護のしようはあるもので、ウッドの『動物図譜』一に、鼠というものなくば大都市は困るであろう、地下の溝涜に日々捨て流す無量の残食を鼠が絶えず食うからどうやらこうやら流行病も起らぬ、それ故適宜にその過殖を制したら鼠は最も有用な動物だ。