Japanische Klassiker mit Furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lesen Sie 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) von 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.906 Zeichen · 495 Bildschirme
の「車」に代えて「角」、第4水準2-88-48)※(「角+束」、第4水準2-88-45)として罪なくして死地に就くがごときに忍びず、故に羊を以てこれに易ゆるなりと。これ羊は死を聞いて懼れざるものなれば牛に易えよといいしなり。もししからずば豕もて牛に易ゆとも妨げなけん、さはれ孟子は牛と羊の性を説かず。ただいう〈牛を見ていまだ羊を見ざるなり、君子の禽獣におけるや、その生を見ればその死を見るに忍びず、その声を聞けばその肉を食うに忍びず、ここを以て君子は庖厨を遠ざくなり〉。これ仁者の言、いわゆるその君をして堯舜になす者なり、嗚呼なる所為なれど童蒙のために註しつ(以上馬琴の説)。志村知孝これを駁して曰く、この説童蒙のために注しつといえど奇を好める説なり、いわゆる宣王の〈羊を以て牛に易う〉といいしは孟子のいわゆる〈小を以て大に易え、牛を見て羊を見ず〉といえる意にして、牛の性は死を聞いて太く怖るるがために殺すに忍びず、羊の性は死を聞いて懼れざるものなれば牛に易えよといいしにはあるべからず。〈王もしその罪なくして死地に就くを隠まばすなわち牛羊何ぞ択ばん〉といえるにてその意明らけし。