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Japanische Klassiker mit Furigana

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はんしちとりものちょうのおもいで

半七捕物帳の思い出

岡本 綺堂

Lesen Sie 半七捕物帳の思い出 (はんしちとりものちょうのおもいで) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.524 Zeichen · 4 Bildschirme

Aozora Bunko

「お化師匠」「半鐘の怪」「奥女中」を書きつづけました。雑誌の上では新年号から七月号にわたって連載されたのです。

そういうわけで、探偵物語の創作はこれが序開きであるので、自分ながら覚束ない手探りの形でしたが、どうやら人気にかなったというので、更に森君から続篇をかけと註文され、翌年の一月から六月にわたってまたもや六回の捕物帳を書きました。その後も諸雑誌や新聞の註文をうけて、それからそれへと書きつづけたので、捕物帳も案外多量の物となって、今まで発表した物語は約四十種あります。

半七老人は実在の人か――それについてしばしば問いあわせを受けます。勿論、多少のモデルがないでもありませんが、大体に於て架空の人物であると御承知ください。おれは半七を識っているとか、半七のせがれは歯医師であるとか、あるいは時計屋であるとか、甚だしいのはおれが半七であると自称している人もあるそうですが、それは恐く同名異人で、わたしの捕物帳の半七老人とは全然無関係であることを断っておきます。

前にもいった通り、捕物帳が初めて『文芸倶楽部』に掲載されたのは大正六年の一月で、今から振返ると十年あまりになります。