Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
Lesen Sie 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.544 Zeichen · 508 Bildschirme
そう思っている人が、安心して、主義者になり得るでしょうか? なり得ないと私は思います。そして、たいがいの芸術家はそのような人です。
A それでは、あなたは、キリスト教の牧師でいながら共産主義者になった赤岩栄さんのことを、どう思いますか? あなたの言っていられることに、多少関係がありはしませんか?
B あります。赤岩栄さんの考えや、なすっていることは、まちがいです。それをあの人は、まじめに誠実になさっているようです。ですから、お気の毒です。
A なぜですか?
B あの人は、自分のぞくしているキリスト教会に対してイラ立っただけなのです。社会革命や社会運動を、なぜしないんだ! と言って、イラ立ったのです。しかも、キリスト信者になり教会にぞくするようになったのは、もともと彼自身が進んでなったのです。つまり、彼自身が教会なのです。だから、イラ立っているのは、自分が自分に向ってイラ立っているのです。自分が自分にイラ立つのをヒステリイと言います。ヒステリイ患者は、発作を起すと、カラダを弓のようにそらせて、ところきらわず卒倒したりします。しかし、もっとよく観察してごらんなさい。