Japanische Klassiker mit Furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(四)
佐々木 味津三
Lesen Sie 右門捕物帖(四) (うもんとりものちょう) von 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.105 Zeichen · 337 Bildschirme
米つきばったのようなかっこうをしてへたな馬をけいこするひまがあったら、目のそうじでもやんな。右門のおじさん行ってやるぞ、先へ飛んでおいき!」
ひゅうとむちを鳴らして、馬をお馬場の向こうへ追い返しておくと、まっしぐらに駆けだした少年を道案内に立てながら、その場に米屋へ向かいました。
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道のりにして四町とはない。小さな米屋だが、米屋に相違ないのです。騒ぎを聞きつけたか、店の表は駆け集まった町内の者たちがわいわいとひしめき合っているさいちゅうでした。
その人込みをかき分けて、少年は鉄砲玉のように家の中へ駆け込むと、けたたましく叫びました。
「綾ちゃん、綾ちゃん! 右門のおじさんを連れてきたよ。もうだいじょうぶだぜ。そこをどいちゃいかんぞ! しっかり乗っかっていなよ!」
声のあとからむっつりとはいっていった名人がひょいとのぞくと、不思議な光景が目にうつりました。綾ちゃんと呼ばれたその子が妹にちがいない。八つか九つになるかならずの愛くるしいその小娘が、ふろおけの上に乗っかって、しっかりとふたを押えながら、かめの子のようにばたばたと足を動かしているのです。