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Japanische Klassiker mit Furigana

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よしわらしんわ

吉原新話

泉 鏡花

Lesen Sie 吉原新話 (よしわらしんわ) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.157 Zeichen · 75 Bildschirme

Aozora Bunko

照吉のも、同じ烏じゃ無かろうかと……それに、可なり大きな鳥だというし……いいや!」

梅次のその顔色を見て、民弥は圧えるように、

「まさか、そんな事はあるまいが、ただそこへ考えが打撞っただけなんだよ。……

だから、さあ、可厭な気持だから、もう話さないでおきたかったんだけれども、話しかけた事じゃあるし、どうして、中途から弁舌で筋を引替えようという、器用なんじゃ無い。まじまじ遣った……もっとも荒ッぽく……それでも、烏の死骸を持っていたッて、そう云うと、皆が妙に気にしたよ。

お三輪は、何も照吉のが烏だとも何とも、自分で言ったのじゃ無いから、別にそこまでは気を廻さなかったと見えて、暗号に袖を引張らなかった。もうね、可愛いんだ、――ああ、可恐い、と思うと、極ったように、私の袂を引張たっけ、しっかりと持って――左の、ここん処に坐っていて、」

と猫板の下になる、膝のあたりを熟と視た。……

「煙管?」

「ああ、」

「上げましょう。……」

と、トンと払いて、

「あい。……どうしたんです、それから、可厭ね、何だか私は、」と袖を合わせる。

「するとだ……まだその踏切を越えて腕車を捜したッてまでにも行かず……其奴の風采なんぞ悉しく乗出して聞くのがあるから、私は薄暗がりの中だ。