Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじんちょうじ
名人長二
三遊亭 円朝
Lesen Sie 名人長二 (めいじんちょうじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 67.631 Zeichen · 134 Bildschirme
兼「長兄い……不思議だな、一昨日あたりからズキ/\する疼みが失ってしまった、能く利く湯だなア」
長「それだから此様な山ん中へ来る人があるんだ」
兼「本当に左様だ、怪我でもしなけりゃア来る処じゃアねえ、此処え来て見ると怪我人もあるもんだなア」
長「ムヽ、伊豆相模は石山が多いから、石切職人が始終怪我をするそうだ、見ねえ来ている奴ア大抵石切だ、どんな怪我でも一週か二週で癒るということだが、好い塩梅にしたもんじゃアねえか、そういう怪我を度々する処にゃア、斯ういう温泉が湧くてえのは」
兼「それが天道人を殺さずというのだ、世界の事ア皆んな其様な塩梅に都合よくなってるんだけれど、人間というお世話やきが出てごちゃまかして面倒くさくしてしまッたんだ」
長「旨い事を知ってるなア、感心だ」
兼「旨いと云やア、それ此処え来る時、船から上って、ソレ休んだ処ア何とか云ったっけ」
長「浜辺の好い景色の処か」
兼「左様よ」
長「ありゃア吉浜という処よ」
兼「それから飯を喰った家は何とか云ったッけ」
長「橋本屋よ」
兼「ムヽ橋本屋だ、彼家で喰った※の煮肴は素的に旨かったなア」